【フランス文化】母の日

今週末の5月12日は、「母の日」ですね。
お母さんへ日頃の感謝の気持ちを伝える日として、日本では「カーネーション」を贈ることが多いですが、なぜカーネーションを贈るのかご存知でしょうか?

母の日の起源は世界各国でそれぞれ違うようですが、日本の母の日はアメリカが起源と言われています。
1907年、アメリカのウエスト・ヴァージニア州で、アンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼するために、彼女の母が日曜学校の教師をしていた教会で追悼会を開き、礼拝の出席者へ母が好きだった白いカーネーションを贈ったことが、母の日の起源だそうです。
また、アンナが亡き母に白いカーネーションを贈ったことから、母が健在であれば赤いカーネーション、そうでない場合は白いカーネーションを贈る習慣となりました。これが日本へ渡り、現在でも母の日にカーネーションを贈ることが習慣となっています。

フランスでは母の日のことを「Fête des mères(フェット デ メール)」と呼びます。日本とは少し時期が異なり、毎年5月の最終日曜日に設定されています。
フランスの母の日の起源はギリシャ神話や、ナポレオンが考えたなど諸説あるようですが、日本と同じ様に日頃の感謝の気持ちを伝える日として、お母さんの好きな花やちょっとしたプレゼント、感謝の気持ちを綴ったカードなどを贈ります。

余談ですが、先日の5月5日の「こどもの日」は、国民の祝日に関する法律によると「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すること」となっています。柏餅を食べて鯉のぼりを眺めながら、お母さんにありがとうの気持ちを伝えたら、きっと素敵な1日になるでしょう。

文:スタッフK
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