【アフターサービス】クオーツ式時計の定期メンテナンスについて

前回、機械式時計のアフターサービスについてご紹介しましたが、今回はクオーツ式時計のアフターサービスについてご紹介します。

クオーツ式時計は電池を動力源にしてムーブメントを動かしていくため、機械式時計と大きく違うところとして、電池が切れたら電池交換する必要があるというところがあります。時計の電池の寿命は、時計の針の数(秒針の有無)や機能の有無(クロノグラフやカレンダー)、その使用頻度によっても変わりますが、約1.5~2年程度になります。(ご購入時の時計にはモニター電池が入っているため、通常よりも早く電池切れが起こる場合もありますが、ご購入より1年以内の電池交換に関しましては保証対象となり無料で交換できますのでご安心ください。)
電池が切れたままの状態にしておくと、電池から液漏れを起こしてしまい、電力を伝える回路等が腐食してしまう場合があるため、時計が止まってしまった際はできるだけ早めに電池交換をすることをおすすめいたします。

また、時計のモデルによっては電池が切れる前に秒針が5秒に1回動くなどの前兆動作が起こるタイプもございます。上記のような症状が起こった場合は、ムーブメントの故障ではなく電池消耗による正常な動作となり、電池交換の必要がありますので、ご購入時の正規取扱店もしくはミッシェル・エルブラン ジャポンまでお問い合わせください。
ミッシェル・エルブラン ジャポンでは、電池交換と同時にその他の部分もメンテナンスを行う「メンテナンスパック」がございます。

【メンテナンスパックに含まれるサービス】

  • 電池交換
  • 磁気抜き
  • ケース・ブレス洗浄
  • パッキン交換
  • 防水テスト
上記作業のうち、「磁気抜き」もとても大切なメンテナンス項目になります。時計は強い磁気を帯びると一時的に止まってしまったり、時間が遅れたりする場合があります。磁気は、携帯電話やパソコン、オーディオ機器や車のパワーウィンドウなど、生活している中で密接な関係にあるものに多く帯びているため、丁寧に時計を使用していても気づかぬうちに磁気を帯びてしまう可能性があります。そのため、電池切れの際は、電池交換だけをするのではなく磁気抜きや消耗品であるパッキン交換などのメンテナンス項目が含まれるメンテナンスパックをおすすめしています。

また、メンテナンスパックで解決しない修理も、前回ご紹介した「リペアパック」「コンプリートパック」を行うことで修理が可能です。
ミッシェル・エルブラン ジャポンでは、専属のウォッチメーカーが日本国内で丁寧にアフターサービスを行ない、ミッシェル・エルブラン ウォッチを少しでも長くご愛用していただくことを目標にさらなるアフターサービスの向上を目指しています。時計の使用方法や日々のメンテナンス方法等、ご不明点やご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
文:スタッフK

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