【フランス文化】父の日

先月、フランスでの「母の日」について書かせていただきましたが、今回は6/16の「父の日」について、書きたいと思います。

起源は1909年、アメリカのワシントン州でソノラ・スマート・ドッドという女性が、母親を亡くしながらも自分含め6人の兄妹を男手ひとつで育ててくれた父親を讃え、牧師にお願いして父の誕生月の6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。
その後「母の日があって父の日がないのはおかしい、父親にも感謝すべきだ」という声があがり、父の日がつくられたと言われています。
最初の父の日はその翌年1910年から始まりましたが、アメリカで正式な国の記念日となったのは1972年、母の日と比べるとまだまだ新しい記念日ですね。
フランスでも日本でも、父の日はこのアメリカの風習にならって6月の第3日曜日となっています。

フランスでは父の日は「Fête des pères フェット デ ペール」と言い、
老舗ライターのメーカーが自社の商品のプロモーションのために父の日を作りました。
当時は男性喫煙者が多く、父親の典型的なイメージは煙草を吸っている男性だったことから、父の日を作り「父親にライターを贈ろう」というキャッチコピーを掲げることで自社のブランドを広めていったようです。
文:スタッフK
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